ゼメックスバイポーラスネア B-Wave®
特性・特長

バイポーラスネアの特長
- 穿孔の危険性が少ない。
- ポリープ周辺組織への熱損傷が少なく、病理診断に有利。
- ポリープ先端が消化管壁に接触していても熱傷が生じない。
- 対極板が不要なため、熱傷の危険性が少ない。
- ペースメーカー患者にも使用できる。
ワイヤ電極を従来の二極構造から一極構造にしました。
従来型に採用されていた絶縁用先端セラミックチップをなくし、一本のワイヤ構造にしました。このことにより従来型で希に見られた組織の巻き込みによる「切れ残り」現象をなくし、「切れ残り」に起因する出血が軽減されます。
対極をシース先端に設けた新機構を採用しました。
B-Wave®の電気の流れは、ワイヤ(組織切除面)からシース電極に向けて通電されます。このため、「片切れ」現象がなくなり、均ーできれいな焼灼が得られます。
この機構では、両電極の「面積差」を利用した原理を応用し、ワイヤ電極にゼオンメディカル独自のコーティング技術を加えることにより、組織切断に必要なジュール熱の発生をワイヤの電極のみに集中させることに成功しました。
シース内に設けられたチューブによる絶縁構造。
B-Wave®では二つの電極がシース内のインナーチューブで絶縁されています。この構造により、両電極の絶縁がワイヤ形状に左右されることなく行われます。

代表的なスネア形状

組み立て式のバイポーラシステム
シース電極を採用することでワイヤが一本構造となり、組み立て、分解が可能となりました。これによりワイヤ交換が容易にでき、またシースは洗浄することで再使用も可能となり、経済的です。
仕様
