ゼオンメディカル ケースレポート

ゼオステント VによるRe-interventionの有用性

ゼオステントV

Abstract

切除不能悪性肝門部胆管閉塞症例には、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(Endoscopic retrograde cholangiopancreatography; ERCP)下での胆管ステント留置術が広く行われている。未だ議論の別れる所ではあるが、最近のRCTによると、UnilateralよりもBilateralドレナージの方がステントの開存期間の延長が得られることが証明された。以上のような背景から、当院では両葉ドレナージを基本としている。さらに近年では、化学療法の進歩により、両葉ステンティング後のRe-interventionを行う機会も増加している。ステント閉塞時には、化学療法の中断を余儀なくされるため、当院ではRe-intervention後においてもステントが長期開存することを期待し、予後、PSを含めた患者の状況に応じて、金属ステントによるRe-interventionを行っている。
ゼオンメディカル社から販売されているゼオステント Vは、ステントデリバリー外径が5.4Fでありながら、デリバリーの剛性もありPushabilityに優れたUncovered self-expandable metal stent(UCSEMS)であり、我々も悪性肝門部胆管閉塞症例に対するPrimary drainageとしてのみならずRe-interventionにおいても頻用している。今回はゼオステント Vを用いてRe-interventionを行った症例をいくつか提示し、その有用性を概説する。

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症例1

症例2

症例3

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