ゼオンメディカル ケースレポート

FUSION
ESDにおけるトラクション法

FUSION

Abstract

内視鏡機器の進歩に伴い食道癌、胃癌、大腸癌の早期診断および内視鏡による低侵襲な切除を行うことが可能となってきた。特に、近年確立された内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic submucosal dissection:ESD)は従来法では内視鏡切除できず外科手術の対象となった大きな病変でも切除が可能な優れた手技である。しかし、一方でわずかな操作で術中穿孔を生じる危険性があり、切除後に遅発性穿孔や後出血を生じる可能性もある。さらに、近年抗血栓薬を服用している患者は増加しており、今後消化管出血等の偶発症が増加することが予想される。
ゼオンメディカル社より発売されているZEOCLIP®は簡便に使用できるクリップであり、消化管出血に対する止血および微小穿孔に対する縫縮において有効であり、今後益々貢献するものと思われる。さらに、ZEOCLIP®はクリップ先端の独特の形状(穴)を利用して、止血や縫縮目的以外の用途においても応用され始めている。その一つとして我々が考案した処置具について紹介する。

Movie

順天堂 FUSION S-O Clip

順天堂 FUSION Loop Clip

Copyright © ZEON MEDICAL INC. All rights Reserved.