ゼオンメディカル ケースレポート

ゼメックス クラッシャーカテーテルM タイコ小型6線を用いた胆管結石治療のメリット

HILZO STENTS

Abstract

胆管結石の内視鏡治療は多くの消化器内視鏡医によって日々行われ、結石除去にはバスケットやクラッシャー、バルーンカテーテルなど、非常に多くのデバイスの中から、状況に合わせて、また術者にとって使い易いものが選択される。小結石においてはバスケットカテーテルが頻用されるが、状況によっては結石を把持した状態で嵌頓するリスクが少なからず存在する。一方でクラッシャーカテーテルは結石を破砕する能力を有するが、ハンドルの取り付けが必要で、概して大きなサイズであるため取り回しがやや難しい。
ゼメックス クラッシャーカテーテルM タイコ小型6線は従来のタイコ6線クラッシャーよりも小型で、キャッチ用とはなるがハンドルが最初から装着されている。やわらかい結石の場合はこのハンドルで砕石が可能なこともあるが、必要に応じてクラッシャーハンドルに付け替えることで、キャッチ時のバスケットの扱いやすさとクラッシャーとしても使用可能であるメリットを有するデバイスと思われる。実際に使用して感じた特性について解説したい。

Movie

従来型6線クラッシャーとの胆管にみたてたチューブ内での形態を比較した。乳頭付近のいわゆるポケットによくフィットしている。

タイコ小型6線クラッシャー

タイコ小型6線クラッシャー 従来品

カテーテルを強く屈曲しても展開・回転はスムースである。

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