ゼオンメディカル ケースレポート

さらなる長期開存を目指した胆管カバードステントの開発
~HILZO STENTS(胆管カバードステント)の有用性と使用経験~

HILZO STENTS

Abstract

自己拡張型金属ステント(Self-expandablemetalstent:SEMS)は、大口径でドレナージ効果が高く、開存期間が長いことから遠位悪性胆道狭窄に対する胆管ドレナージに広く使用されている。SEMSはuncovered型とcovered型に大別され、それぞれ利点と欠点を有する。本邦で行われた切除不能膵癌を対象としたRCTで、covered型の有意に長い開存期間が報告され、またステント閉塞時に抜去することも可能であるため、covered型を主に用いている施設が多い。様々な特性を有するcovered型SEMSが開発されているが、開存期間は半年から1年程である。しかし、化学療法の進歩に伴い、胆膵領域の切除不能悪性腫瘍の生存期間も改善されてきており、より長いステント開存期間が求められるようになってきている。covered型SEMSのステントトラブル(Recurrentbiliaryobstruction:RBO)の主な原因はステントカバーの劣化に伴う胆泥形成や腫瘍ingrowthなどによるステント内腔の閉塞もしくはステント迷入・逸脱である。そこで、ステントカバーを耐久性の高いPTFEカバーの二重構造とし、ステント端に迷入・逸脱防止機能を設けたcovered型SEMSであるHILZO STENTS(胆管カバードステント)が開発され、さらなる長期開存期間が期待される。今回、悪性胆道狭窄に対するHILZO STENTS(胆管カバードステント)の使用経験を報告するとともに、その有用性について考察する。

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症例1

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